カルシファーのごはん

「乳・小麦・卵」アレルギーの僕が、自身の人生や経験から子どもで目線での思いや感情を発信するブログ。また、食物アレルギーのお子さんの子育ての悩みや心配にも乗ります!!

「食物アレルギーとの生活」食物アレルギーを治したい!軽減させたい!そんな人が一度は考える「経口免疫治療」をおすすめできない理由

こんにちわ!

「乳・小麦・卵」の食物アレルギーをもつ

現役大学生@ハルキです!

 

食物アレルギーを抱えるお子さんの

子育てをされているママさんの強い思い

 

「アレルギーを治す方法はないのか」

「子どものアレルギーを軽減させることはできないのか」

 

お子さんの生活や幸せを考えるのなら

誰でも一度は考えることがあるでしょう。

 

その悩みの一つの対処法として

「経口免疫治療」

があります。

 

今回は、経口免疫治療を

おすすめできない理由

をご紹介したいと思います。

 

 

もしこの知識を知らずに

「経口免疫治療」をお子さんが

受けることになると

「お子さんの大切な子ども時代を

 無駄に消費させることに

 なるかもしれません。」

 

また、トラウマで

「治ったのに食べたくない!」

なんてことになってしまうかも

 

 

 

この記事を読むと

「子どもとの時間を大切に」

「子どもが毎日笑顔で

 楽しく過ごせる日々」

をきっと違った価値観で

見ることができるようになります!

 

そもそも「経口免疫治療」とは?

 

インターネットで調べると

経口免疫療法(Oral Immunotherapy, OIT)とは、「自然経過では早期に耐性獲得が期待できない症例に対して、事前の食物経口負荷試験で症状誘発閾値を確認した後に原因食物を医師の指導のもとで経口摂取させ、閾値上昇または脱感作状態とした上で、究極的には耐性獲得を目指す治療法」をいう。

と出てきますが、

 

簡単に言うと

「食物アレルギーのものを自身が食べれる

限界の量を継続して食べ続けることで、徐々に

免疫をつけて食べられる量を増やすことです。」

 

体を慣れさせて少しずつ食べれるようになるという

事です。

 

しかし、

「これで食物アレルギーが治るのか!」

「アレルギーがましになるかも!」

なんて軽く考えるのは絶対にやめてください。

 

この方法は、

「治療中の症状の誘発は必発」であり、

アナフィラキシー症状を予期せずに起こす場合も

あります」

 

とても危険で、お子さんに負担をかける方法なんです。

 

例えるのならば

食物アレルギーのものをどの程度の量なら

食べれるのかを試す「負荷試験

 

「経口免疫治療」はこの「負荷試験」を

症状が出るまたは、症状がでないぎりぎりの量まで

続け、それを毎日行うようなものです。

 

また、

未だにこの治療のエビデンスレベルは低く、

かけた時間と効果が割に合わないこともあります。

 

乳の食物アレルギーをもつ子どもが半年間治療を行い、

10㎖しか飲める量が増えなかった。なんてことも

 

そして

僕がおすすめできない最大の理由が

「子どもの自由と、時間」です。

 

 

「経口免疫治療」は危険が伴う治療法のため

必ず、専門医がついた状態で入院して行います。

そして時間をかけて体に慣れさせるので

必然的に「長期間の入院」になります。

 

 

子ども時代の時間の価値というのは、

我々大人と比べて

「とてつもなく大切」「かけがえのないもの」

です。

 

 

 

 

 

友だちといっぱい遊んで、

 

苦戦しながらも学校の宿題をして、

 

家族で出かけて、

 

お父さんとお母さんと一緒にご飯を食べる。

 

お父さんとサッカーしたり、

 

お母さんと一緒に料理をつくったり、

 

たくさんの大切な思い出を育む。

 

ときには喧嘩することもあるでしょう。

 

失敗することも。

 

 

いっぱい笑って、いっぱい泣いて、

 

いろんな人たちに支えられて

 

毎日を元気いっぱいに楽しく生きる。

 

 

そんな子どもの大切な時間を、大切にしてほしい。

かけがえなくて、はかないひと時が一生の思い出に

なってほしい。

僕はそう思います。

 

 

 

ただ、決めるのは

お子さん本人です。

 

 

まずは

インターネットで

「食物アレルギー 治療法」

と調べてみてください。

まずはママさんが知ってください。

 

そして

「こんな方法もあるんだよ。とお教えてあげて。」

 

いっぱいお子さんと話して、そのうえで

お子さんがどうしたいかを聞いてあげてください。